黎明の霧

主に企画や妄想でできた設定などの書きだめです。

学パロ-冥界の主のこわい?はなし-

「これはほんっとの昔…百や二百なんてものともしない程昔、1人の戦士がいた。

その戦士は凄く強かったがそれと同時にとても傲慢で他の戦士を困らせていた。



そいつはね、ある日こんな夢を見た。

どうやってもよじ登れなさそうな高い高い塀に囲まれた見知らぬ場所の前に1人いるんだ。
誰かいないかと尋ねても応える声はない。


次の日、こんな夢を見た。

前の日と同じところにいたかと思えば、自分から少し離れた門から子どもが出てきた。

子どもは自分を見て驚いたかと思えば興味津々な様子で近づいてくる。


次の日も、次の日も子どもは夢に現れた。

だけどね、6日目にそいつは目を覚ましたかと思えば叫び出したんだ。

『なんだあいつは!殺される!あの子どもに殺される!!』ってね。


ほとんどの戦士達はそいつがとても強いことを知ってるし、普段の傲慢さからそいつとあまり関わりたいと思ってなくってね、無視したそうだ。

しばらくそいつは眠ろうとしなかったが少し眠ったかと思えばそのまま死んじまったそうだ。



唯一そいつの話を聞いたお人好しの戦士によると、【自分にしつこく寄ってくる子どもにいらついて、その子が持っていた球を取ってしまったかと思えばそれはガイコツで、驚いて落としてヒビが入ったかと思えば子どもがケタケタ笑いながら追ってきた】って感じに言ってたらしいよ?

余談だけど、その子どもは世にも珍しい青髪金目の女の子だったそうだ。



んん…?アタシゃこっちの話じゃなくて他の話を話そうと思ってたんだけどねぇ…
ん?そんな目で見てくるなんて、どうしたんだい(目を細め」