黎明の霧

主に企画や妄想でできた設定などの書きだめです。

ロジウラダンギ

「ーーーん?」

放課後、ケータイをふと見ると新着メールが受信ボックスに1つ

『いつものところに5時

嗚呼、またか



「あいつも懲りないね」






5時に路地裏
ほの暗い道/心地よい道
少しの塵の匂いが鼻にくる

「来たか」

「2週間ぶりだね、そんなに僕に会いたかったのかい?」

そう笑いかける/そう毒を吐く

この小さな空間に呼び出した張本人はそんな僕を見据えて一拍

「んなわけねぇだろ」

キタナイモノを見る目/アワレナモノを視る眼

まぁまぁ、今日は気分が悪そうだこと
嗚呼くそ、今日は機嫌が良いのかよ

「何かあったのかい?」

「テメェに教えるようなコトはねぇよ」

嘘吐き/偽善者

「異端者な君は僕くらいにしか本音を吐けないのに?」

「ンなもん吐いたことねぇよ、それに」

/お前だって異端者だろうが

「あんまり余計なこと言うなよ、殺すよ?」










[そんなのもうとっくに知ってるんだよ馬鹿]

[だけども奴はまだ俺を殺さない]