黎明の霧

主に企画や妄想でできた設定などの書きだめです。

ある日の出来事[from:黒]

[from:汐
題名なし

今日、りゅーとりょー、また入れ替わってるよ]






「ゆー先輩」

そう呼ばれ、振り返る

「久しぶりだな、今日は亮か」

「アハッ、ゆー先輩が気付いてるってとこは汐にもバレてるか?」

くすくすっと笑いながら俺の心情を伺うように目を細めながら笑うのは、汐が言うには弟の方

「そうだろうな」

俺にはどっちがどっちかなんてわからねぇが言ってやる気もないので黙っておく

「あ、そうだゆー先輩。
白に面白そうなのいたぞ」

「へぇ?」

こいつも、兄の方も成りきるために人間観察を欠かさない為かなり正確な情報を持っている
いや、兄の方がその点においては格違いか

まぁ、それ故に俺はこいつらが黒白関係なく入り浸って情報を集め、ばら撒いているのを黙秘する代わりにその情報を得ている

「リン=カルムって有名な人いるだろ?僕……いや、俺の同期のさ」

あぁ、そういやそういうのもいたな
奇襲の俺は直接やりあう機会なぞ無いが、黒軍の一部では巴御前、白軍の一部ではオルレアンの乙女の再来だとか

「あいつ、養子にいった弟がいてな。
レオ=カルムって名だったんだが、養子後の名前がなんていう因果って感じなんだが、」

「そんな御託は良い、本題をよこせ」

「……はいはい、相変わらずゆー先輩はせっかちだな?

そいつさ、今の名前月野玲央なんだよ」

「……月野…………ハッ、もしかして''あの''月野だったりするのか?」

だとしたらさっきの御託もよくわかる、これはさすがに出来過ぎちゃねぇか?

「もしかしなくても''あの''月野さ

な、よく出来てるだろ?」

けらけらと面白がっている見た目は兄の方な弟の方を見てると、つられてこちらの口角も上がってきた

「お前らが殺した''アイツ''の関連者が見事に集まってやがるな?

……こりゃ、律にやる餌が増えたか」

「やめたげてよゆー先輩ww最近、あの人結構かわいそうに見えてきてんだからwwww」

「知るかよww」



嗚呼、これはまた楽しいことが起こるだろう





<ゆー君と喋ってきたけど
普通に普段のゆー君だったよ?

<おーい琉?

<琉やーい

<琉?既読くらい付けてくれたっていいじゃないか

<りゅーうー

                                                     亮哉五月蝿い>

<!琉!!!
                                                            なんだよ>

<ゆー君いつも通りだったよ?

                                                 ああ、あの件か>

             保健室関連のこと言ってないだろお前>

<…??うん、そうだけど?

             保健室にいる人について聞いてみろよ>

                 今まで以上に悪そうな顔になるから>

<なにそれ見たい

<あっ、ゆー君いなくなった

<ちょっと探してくる!!!!

                               はいはい、感想よろしくー>